個性派アイドル集団のZOCってご存知でしょうか?
新たな可能性を掲げているアイドルZOCのメンバーや経歴をまとめてみました。
1.ZOC結成のきっかけは1つの約束だった
ZOC(ゾック)は2018年に“孤高のシンガーソングライター”大森靖子(おおもりせいこ)が西井万理那(にしいまりな)との約束を守るために結成したアイドルグループです。
生ハムと焼うどんで活動していた西井万理那でしたが、メンバーとの不仲が原因でゴタついていた時、仲介役となったのが大森靖子。
しかしユニットの活動休止が決定すると大森靖子は「今度アイドルグループを作るから、メンバーに入ってよ」と西井万理那を誘います。
この時の様子を西井万理奈は「冗談だと思った」と後日語っており、実際に実現すると思っていなかった様子。
2.大森靖子が仕掛けた新たなアイドルグループの仕掛け!
ZOCは西井万里那以外は、講談社主催のアイドルオーディション「ミスid」の出場者から選出されています。
2013年に開催されたこのオーディションは、開催当初こそ通常のアイドルオーディションで、初代グランプリは玉城ティナ。
しかし、大森靖子が審査員として参加した2015年頃から様式は少しずつ変化し、2016年には「ミスid」の「id」は「アイドル」という意味だけでなく「i(私)」と「Diversity(多様性)」といった意味も含むようになり、よりバラエティ色に富んだ参加者が増えていきます。
そこで、大森靖子は「ミスid」の参加者の中から個性のあるメンバーを選出し声を掛け、ここに「ZOC」が結成。
グループ名のZOCはゲーム用語である「Zone of Control」の略称で「支配領域」という意味合いがあります。
大森靖子は「孤独を孤立させない」というコンセプトを掲げて、多様性を認め個性を伸ばしていくアイドルグループであると表明。
自身の様な独自の世界観を持った人間を集めた唯一無二のアイドルグループが誕生したのです。
3.ZOCメンバーを紹介!
ZOCは現在、メンバー6人構成で活動を行っております。
ミスid2018大郷剛賞を受賞したメンバーカラー「赤」の藍染カレン(あいぞめかれん)は熊本出身でハロプロオタです。
ミスid2018サバイバル賞を受賞し、メンバーカラー「水色」の戦慄かなの(せんりつかなの)はバラエティ番組などにも出演する元少年院出身。
※2020年7月8日グループ卒業を発表。
香椎かてぃ(かしいかてぃ)はメンバーカラー紫でミスid2017大森靖子賞を受賞した元ロリィタアイドルグループ・meltiaのメンバーで、芸名は狩野英孝が由来しています。
西井万理那は先述した通り、生ハムと焼うどんの活動停止に伴い参加。でメンバーカラーはオレンジでアイドルグループ「APOKALIPPPS」と兼任中。
巫まろ(かんなぎまろ)は2020年3月27日に新加入した メンバーカラーはマロンクリーム色で、福田花音(ふくだかのん)としてハロープロジェクト!の「アンジュルム」として活動していた経歴の持ち主です。
そして、グループのプロデュースをしながらメンバーカラーピンクで参加している大森靖子は「共犯者」という位置づけで参加しています。
すでに脱退したメンバーは、黄色担当であったミスid2019ファイナリストの葵時フィン(きときふぃん)は結成直後の2018ね10月に脱退。
ミスiD2018ファイナリストでメンバーカラー白であった兎凪さやか(うなぎさやか)は2019年12月23日に未成年飲酒による報道を受けて脱退しています。
ZOCのもう1人の共犯者!
ZOCにはもう1人、大森靖子とは別に共犯者メンバーがいます。
メンバーカラーはブラックで、「私。」から改名した「riko」です。
彼女はミスid2017大森靖子賞受賞者で、ZOCの振り付けを担当。
普段は表舞台には立ちませんが、時折メンバーの代役として登場してきます。
黒髪ロングで普通に顔出ししていて、可愛いと話題。
ZOC以外にも、多くの振り付けを担当しています。
4.ZOCの活動経歴は!?
ZOCは2018年9月18日にLIQUIDROOMで開催された「大森靖子生誕祭」で初お披露目されます。
2019年4月30日に1stシングル「family name」をリリースしオリコン最高位は8位。
同年9月9日には、ZeppTokyoで初のワンマンライブを開催します。
大森靖子と西万里那以外にとっては人生初のワンマンライブであった為、他のメンバーはかなり緊張した模様。
藍染カレンは、本番前にそのステージの豪華さに驚き、スタッフにお礼を言いに行き、香椎かてぃはライブ終了後に号泣してしまいます。
さらに2019年10月9日には2ndシングル「断捨離彼氏」をリリース。独自の歌詞でファンを驚かせオリコンランキングは6位を獲得します。
しかし同年12月23日に不祥事が原因で兎凪さやかが脱退。
2020年は新型コロナウィルスの影響で大きな活動は出来ていませんが、3月27日には元アンジュルムの巫まろが新加入し4月21日には、新曲「SHINEMAGIC」をリリースしています。
2020年7月8日には戦慄かなのがグループからの卒業を発表しました。
5.ZOCが打ち出す新しいアイドルの形
ZOCは他のアイドルと違い、プロデューサーが自らグループにメンバーとして参加しています。
これは、プロデューサーとメンバーの「師弟」的な関係を払拭し、同一の目線で活動を行うため。
これによって、ZOCは上も下もない平等なグループとして、それぞれの個性が光る結果になっています。
この方針によって打ち出された特異性における大きな特徴はファン層に女性が多いという事。
実際に1stワンマンライブを行った際にはお客のほとんどが女性だったそうです。
女性アイドルの個性を打ち出すことによって共感を生みだし、男性ファンが中心となっている他のアイドルグループとは見事に差別化されることに。
大森靖子が孤高のシンガーソングライターであったことから打ち出された指針によって、ZOCは唯一無二のアイドルグループとして存在しているのです。
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