でんぱ組.incの全メンバーが生粋のヲタク!多様性に富んだアイドルグループ!
でんぱ組.incは2009年にもふくちゃんこと福嶋麻衣子プロデュースにより結成されたアイドルグループです。
秋葉原の「ディアステージ」という店の店員だった女の子がアイドルになり武道館に立つほどに成長。
そして6人全員がそれぞれヲタクジャンルを持っており個性が際立つメンバ—ばかりです。
他のアイドルグループとは一線を画す存在となったでんぱ組.inc。
彼女たちがここまで成長した理由は何だったのでしょうか?
でんぱ組.incのメンバーがヲタクジャンルを持っている!
でんぱ組.incはメンバ—1人ずつにそれそれヲタクジャンルがあります。
これは事務所からつけられたものでは無く、自身発の本当の趣味趣向のジャンル。
秋葉原という街の文化を象徴するアイドルとして知られる所以はこういったところにもあります。
そして1人1人がヲタクジャンルを仕事にしてのソロ活動も。
アイドルであると同時にヲタクの仲間として彼女たちを応援するファンも多いです。
でんぱ組.incのヲタクジャンルが凄い!ガチ勢が集結!
でんぱ組.incのメンバ—が持ち合わせているヲタク要素はかなりのガチです。
センターの古川未鈴は両親ともにゲーマーであった影響からゲーム好きになりBeatmania IIDX-十段位、ボーダーブレイク-最高A1クラスとかなりの腕前。
リーダーの相沢梨紗は「2.5次元」ジャンルとして自分を「2次元になりたい」と文化服装学院でファッションに開眼しコスプレ、メイド喫茶を経由してゴスロリを含むロリータファッションを極めています。
成瀬瑛美はアニメ、マンガジャンルが好きで「私は苦手な漫画というものがない」として高校生時代は漫画雑誌の売れ行きや出版社の動向の調査・分析を行っていたほど。
藤咲彩音はヲタクジャンル「コスプレ」で1歳になる前からコスプレイヤーデビューを飾っています。
鹿目凛はヲタクジャンル「DIY」で最近ではイラストで多くの媒体で活躍。
根本凪は「ボーカロイド」でピクシブの「つくれるアイドル」を発掘するプロジェクト出身です。
個性が仕事に!様々なジャンルで活躍!
でんぱ組.incのメンバーはそれぞれのヲタクジャンルや個性を活かしてソロとしても活躍。
古川未鈴はゲーム好きが高じてテレ朝チャンネルで放送されている「ただいま、ゲーム実況中!!」にレギュラー出演しています。
相沢梨紗はロリータ・ファッション誌「KERA」で連載中。
成瀬瑛美はあのプリキュアシリーズ「スター☆トゥインクルプリキュア」で主役の声優を演じています。
藤咲彩音はファッションブランド「Pzzz(ピーゼット)」を立ち上げ2017年にファッションショーを開催。
鹿目凛は2016年から月刊ENTAMEで4コマ漫画「ぼっちアイドルまいまい」を連載しています。
根本凪は自身のYouTubeチャンネルで「うたってみた」を披露。
6人がそれぞれのジャンルで活躍している新しいアイドルグループです。
でんぱ組メンバ—は自己プロデュースで成り上がった!
でんぱ組.incは元より個性的なアイドル集団を狙っていたのではなく、気が付いたら個性は集団になっていました。
そのきっかけとしては他のアイドルグループとは違って「ディアステージ」というお店から発祥したアイドルだから。
事務所やプロデューサーの意向によって集められたアイドルではないため、自由な発想の中で自分たちの責任でファンを楽しませるイベントを多く開催していました。
その結果、現在の個性が際立ったグループへと成長。
店舗系アイドル?自分たちでイベントを作り上げる姿勢が凄い!
でんぱ組.incは元々、秋葉原にあったライブ&バー「ディアステージ」の店員から派生したアイドルグループです。
もふくちゃんこと福嶋麻衣子によって2007年12月にオープンしたお店に古川未鈴らが店員として所属。
そこからお店のイベントということもあり、自分達自身でイベントの制作に携わり続けた結果、個々の色が出ていました。
例えば、相沢梨紗は元々料理の腕を見込まれてディアステージに入店したことから単独イベント「りさごはん」を開催しファンに手料理をふるまう企画を発案。
そういった個々の個性を活かした努力で店舗を盛り上げる企画を自分たちで考案し実践していた経験が自己プロデュースに長けた集団になった要因と考えられます。
たまたま生まれた独自スタイル!メンバーの個性が強い!
でんぱ組.incの独自スタイルは決してプロデューサーであるもふくちゃんの意向ではありませんでした。
元々、生粋のヲタク集団がアイドルとなったため、最初の頃は思うようにいかない事ばかり。
当時のAKB48の様なアイドルらしいアイドルが出来ない不器用なメンバーが多かったこともあり、当初はアイドルらしくないと叩かれることもありました。
そんな中で何とか生み出されたのが個性を前に出したスタイル。
その結果、他のアイドルとは一線を画す独自の道を歩む様になっていきました。
多様性を認める「秋葉原文化」が多くの支持を得た
でんぱ組.incがここまでの人気を呼んだのには個性を活かし個々の「多様性」を認めてきたからです。
2020年代でこそ多様性を認める重要性は広く社会に浸透してきましたが、2010年代初頭はまだ兆しが見えた程度。
そんな中、でんぱ組.incは「いじめ」や「引きこもり」などネガティブな過去を隠すことなくファンに伝え続けていました。
脱退した最上もがの「バイセクシャル」や卒業した跡部みぅや根本凪の「腐女子」なども個性として個々の口から発信。
こういった姿勢が同じような悩みや傾向を持つ人の心に刺さり共感を生み出しファンになっていきます。
この多様性の容認は、古くからの秋葉原文化の特徴。
それぞれの趣味や趣向を決して否定せずに容認することこそが、秋葉原をヲタクの聖地として成立させている所以です。
誰も否定しないし、誰も傷付けない。
でんぱ組.incに流れるヲタクとしての秋葉原文化こそが唯一無二のアイドルとして躍進できる源です。
ピックアップアイドル